【1分でわかる】ガラス食器のお話in JAPAN

(初版:2020/5/10) (更新:2020/6/2)

 

<5/21のニュース、トレンド「ミッションインポッシブル」>

 ミッションインポッシブルといえば、宙づりのシーンが印象的だったのを覚えています。その前身になるのがスパイ大作戦(アメリカテレビドラマ)。実際に見たことはないですが、「このテープは5秒後に消滅する」はスパイ作品の定番セリフですね。今日テレビで放送している同作品もこのセリフがでてくるのでしょうか?

 それは今度毎日映画を見ている、TOM屋母に聞いてみます。

 定番といえばですが、みなさんはキッチンでガラス製品をなんとも思わず使っていると思います。キッチン用品はガラス製品がたくさんあります。でも種類を詳しい人はあまりいないのではないのではないでしょうか?

 

そういうことで本日は少しガラスについて掘り下げていきたいと思います。 ガラスはガラスでもいろんな種類があるんです。

 

 

 

<本日のテーマ>【1分でわかる】ガラス食器のお話in JAPAN

ガラスのコップの画像

画像:DvinchaninfromPixabay

ガラスは全部一緒だと思っていませんか?いろいろ種類があって、それぞれ特徴があるんです。でも意外とメーカーは少なかったりします。そんな話をしていきたいと思います。 

 

<ガラス食器のまとめ>

・ガラス食器が日本で製造され始めたのは、江戸時代(17世紀後半)

・特徴的な3種類のガラスソーダガラスクリスタルガラス耐熱ガラス

 ・一般的に使用されているガラスはソーダガラス

 ・高級品はクリスタルガラス

 ・熱に強いガラスは耐熱ガラス

・主要な製造メーカー6社

 ・石塚ガラス東洋佐々木ガラス:ソーダガラス等製造、コップ、瓶な

 ・カガミクリスタル:クリスタルガラス製造、切子など

 ・AGCテクノグラスHARIO:耐熱ガラス製造、調理、保存、コーヒー関連など

  

<日本のガラス食器の歴史>

 ガラス食器が日本で製造され始めたのは、江戸時代(17世紀後半)と言われています。 それよりも前、縄文時代ころからガラス自体はガラス玉などが作られていましたが、食器のような生活用品は、熱や衝撃に強いガラスが作れなかったために、製造されていなかったとされています。

ガラス食器が製造されるきっかけになったのが、あの有名なザビエル来日(1549年)です。鉄砲もそうですが、そのタイミングで様々な海外の文化が日本に入ってきたのです。*この話はもっと広がるので、どこかで書きます。。

そこからガラス食器が作られ始め、漆器、陶器、磁器に次いで、食器として定着していきました。

 

<日本のガラス食器の種類・特徴>

 様々な種類のガラスがありますが、特徴的な3種類をご紹介します。

 

ソーダガラス:コップや瓶など、広く一般的に使われているガラス

 「ソーダ」と言われているのは、炭酸ナトリウムが含まれているから。このガラスが一番歴史の長いガラスといわれています。そのままでは割れやすいため、このガラスに割れにくくする強化加工を行い、食器に使えるガラスになっていることが多い。コップなどは口部が強化されている。

 

クリスタルガラス:高級食器などに使われるガラス

 日本だと江戸切子などにつかわれており、ガラスに金属が含まれており、

 透明で重厚感があります。指ではじくと「チーン」となるのも特徴

 

耐熱ガラス(ホウ珪酸ガラス):熱に強いガラス

 熱に強く、伸び縮みしにくい性質があるため温度差(熱い温度から冷たい温度、逆も)に対して強いため、形状によってはオーブンなどで使用できる。

 また耐薬品性など化学的に強い側面もあり、溶出物が他のガラスに比べると少なく、実験用の試験管やビーカーなどにも使われる。

<日本のガラス食器の主要製造メーカー・特徴>

 自社工場を持っている主要な製造メーカー6社を紹介します。

 実はどの会社も創業何十年、何百年の長寿企業です。

 ガラス食器の世界は、製造設備への投資が高額であることなど、ITの世界のように飛躍的な技術革新が起きにくいため、それぞれのメーカが積み上げてきた技術的なノウハウが熟成されています。

 それぞれのメーカーが特徴を持った製品を作っており、長寿企業になっています。

 

石塚ガラス・・・ソーダガラスやクリスタルガラスを製造。耐熱ガラスも海外の協力工場で生産している。メインは瓶、グラス、コップなど。様々な商品にチャレンジしており、カタログを見るだけでも面白い。ADERIA(アデリア)のブランドが有名。

www.ishizuka.co.jp

 

東洋佐々木ガラス・・・ソーダガラスやクリスタルガラスを製造。容器メーカーのグループ会社。メインは瓶、グラスやコップ、お皿など。

www.toyo.sasaki.co.jp

 

カガミクリスタル・・・クリスタルガラスを製造。江戸切子などきれいな作品を製造している。

www.kagami.jp

 

AGCテクノグラス・・・耐熱ガラスを製造。生産拠点は海外がメインでタイや中国など、過去にはPYLEXのブランドで販売していたが、現在はiwakiブランドとして販売している。メインはガラスボウルやパイ皿など調理用ガラス食器と蓋つき保存容器。

www.atgc.co.jp

 

HARIO・・・耐熱ガラスを製造。日本に耐熱ガラス製造設備を持つ唯一のメーカー。コーヒーやお茶などに関連した商品がメイン。

www.hario.com

 

*江戸硝子、切子などはまた別の機会に紹介します。

 

(日本のガラスメーカーは世界シェアが高い企業が多い?)

 ガラスには様々な分野(板ガラス、液晶ガラスなど)ありますが、それぞれの分野の世界シェア上位企業の中に、AGC(グループ内会社:AGCテクノグラス)や日本板硝子(カガミクリスタルの株を100%持ち株)など、日本メーカーが世界トップ争いをしています。

 自動車ガラスは世界の車の3台に1台はAGC製とも言われています。歴史的にみてガラス工業製品の製造は、ヨーロッパやアメリカよりも遅く始まっていますが、日本人の繊細さや探求心、モノづくりへのこだわりが世界中で認められているのだと思います。

 

<本日のまとめ>

 日本のガラスメーカーは世界に誇れる技術を持っています。そんな高い技術が食器にも生かされているのです。

 今日まとめた話はほんの一握りの話で、もっと奥深く様々な興味深い話があります。それはまた今度。

 

By TOM屋父 (Tom屋ブログ LifeStyle

 

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東洋佐々木タンブラー

 

 

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